市民型講座

市民型講座

第22回:「石からどんな光が出るのか?~信号機から光通信まで~」

第22回:「石からどんな光が出るのか?~信号機から光通信まで~」 エディソンの発明した白熱電球から蛍光灯をへて今や発光ダイオードに変わりつつある照明器具ですが、その実現に欠かせない青色ダイオードの開発にまつわるお話しをお伺いしました。松岡先生は開発初期に基礎的に重要な貢献をされたお一人で、当時の状況から最近の半導体デバイスの動向までを実際にメーカーで作られている半導体材料や素子を示しながらわかり易く説明して下さいました。日本では発明以来、世界最高の品質を維持しており、電池の寿命のために高効率が必須な光源としてスマホに独占的に使われているとのことです。低品質のダイオードは低効率による発熱のために電気が無駄になるばかりかダイオードの寿命も短くなるそうで、日本の半導体技術の高さを強く感じました。
市民型講座

第21回:「災害と歴史」

第21回:「災害と歴史」  東北大震災以来3年が過ぎようとしていますが、人間社会の歩みは自然災害と共にあります。人々は災害をどのように受けとめ、どのように対処して来たかについて東北大学災害科学国際研究所の平川新所長をお招きし、お話を伺いました。東北地方では西暦869年(貞観11年)にM8.3~8.4の貞観地震、1611年(慶長16年)にM8.1の慶長地震、そして2011年(平成23年)にはM9.0東北大震災が起きました。何れも巨大な津波が発生している点で共通し、正に歴史が繰り返されることを目のあたりにしました。しかしそのとど、人々はたくましく復興をなし遂げて行く姿も当時の記録からわかりました。むしろ田畑の開墾は災害を契機に盛んになったとのことです。また歴史に学ぶためには記録資料の保存が大切であり、東北大震災で被害のあった古文書の救出、修復、復元への取り組みについてもお話しがありました。そして東北大学では2001年に箕浦幸治教授が、貞観津波から1100年が経過して仙台湾沖に巨大津波が発生することを懸念された記事を広報誌「まなびのもり」に寄せられていたとのことで、僅か...
市民型講座

第20回:「本当のスマートとは?」

第20回:「本当のスマートとは?」  当科学協力学際センターが設立趣旨に沿った地域貢献プログラムの一環として秋田県の、「あきたスマートシティ・プロジェクト」を支援して既に2年になることを契機に、活動の紹介と将来展望についてお話し伺いました。日本海側は東日本大震災、「逆差別的に」国からの経済的支援が減少しているように見えます。このプロジェクトも2年前には、国プロの獲得を期待して始めたとのことですがなかなか思うようには進展していないようです。そこで川添代表理事ご自身が推進協議会委員長として、そもそもスマートシティとは何かという概念にまで遡ってのユニークなお考えをご披露戴きました。
市民型講座

第19回:「就活と婚活の現状」

第19回:「就活と婚活の現状」 日本経済の課題である雇用創出と少子化対策について、「就活と婚活の現状」という題目でご講演を戴きました。会員の多くは普段より余り意識しない話題と思われましたが、現代社会の現状も浮き彫りとなり、有意義なお話しを拝聴することが出来ました。 資料1  資料2  資料3
市民型講座

第18回:「生涯健康脳の維持」

第18回:「生涯健康脳の維持」  日本は超高齢化社会を迎え、高齢者の認知力低下が今後ますます大きな社会問題になると懸念されています。この講座では、子ども、成人や高齢者が、それぞれどのような生活習慣を心がけることで、認知力を健康に保って生涯健康脳を維持する一助になるかを、最新の脳科学研究から明らかになったことを中心にしてお話しを伺いました。 科学・技術の進歩によって現在では能の画像が簡単に撮れるようになり、人間の脳の発達や老化について画像から詳しく調べることが出来るようになりました。東北大学では10年以上も前から世界に先駆けた研究が加齢研を中心に行われ、現在では東北メディカル・メガバンクの瀧先生のご研究に発展しました。これまでに集められた画像は5歳から80歳以上に亘り、実に2500枚に及んでいるそうです。 脳の発達は記憶内容にもよりますが10代までが活発で、その後は老化が徐々に始まるとのことです。健康な脳を保つためには、睡眠、適切な食事、飲酒に気を付け、運動、言語習得、楽器演奏、知的好奇心を持つこと等を心がけることの必要性を強調されました。 先生は少年時代から蝶の...
市民型講座

第17回:「天気予報の歴史」

第17回:「天気予報の歴史」  天候が気圧と関係することは既に1670年ころにはバネの法則で有名なフックによって知られていた、と言うお話しから講演が始まりました。そして世界最初の天気図は1783年3月6日の日付になっており、作られたのが33年後の1816年ころと聞かされ、科学の進歩のおもしろさも感じました。 そしてライプチヒ大学のビャークネスは1914年に「・・・・ちょうど1世紀前に天文学で開始された予測の問題を気象学にも確立しなければならない。・・・私はいつの日か、この問題は気象学の最重要テーマになるとことを確信している。・・・たとえ日々の予報に計算の上で数年かかっても私は幸福に思うだろう。そのとき初めて気象学は精密科学となり、大気に関する物理学となるであろう。」とまで、述べたそうです。 今や天気予報に計算機は必須ですが、最初の電子計算機を作ったノイマンもミサイルの軌道計算に留まることなくチャーニー等を強く支援して1950年には気象における数値解析の論文を発表しています。そして1959年に日本の気象庁でも数値予報が開始され、IBM704計算機が導入されたとのこと...
市民型講座

第16回:「医療イノベーションで復興をめざす;岩沼の取り組み」

第16回:「医療イノベーションで復興をめざす;岩沼の取り組み」 開催日時:平成24年10月9日(火曜日)18:00~19:30講演者: 田中 伸幸 宮城県立がんセンター研究所・がん先進治療開発研究部・部長 大学大学院・医学系研究科・連携講座・がん病態学分野・客員教授 東日本大震災の復興に伴い、行政、医療、介護、薬局などが連携した地域活性化への最近の取り組みについてお話を伺いました。田中先生は医師になられて数年後から土日を活用して宮城県内の医療施設を回られて健康診断及び指導を続けてこられました。一昨年の大震災では地元の名取市休日診療所で被災者の救援、治療、健康管理に夜を徹して当たられたとのことです。そこではカルテもない、掛りつけのお医者さんとも別れてしまわれた方々に薬をも差し上げられない状況に直面されたそうです。その後岩沼市からは健康や医療の産業を活かした復興の支援を依頼され、「みやぎ医療ネットワーク構想」の設立に尽力されておられます。例えば県医師会内に「みやぎ医療ネットワーク財団」を置いて医療介護のみならず薬や医療の記録をクラウド化したコンピュータに保存して管理...
市民型講座

第15回:「売電は、再生可能エネルギーの普及につながるか?」

第15回:「売電は、再生可能エネルギーの普及につながるか?」 開催日時:平成24年6月22日 (金曜日) 18:30~19:30 講演者:田路 和幸 東北大学環境科学研究科教授、研究科長   NPO環境エネルギー技術研究所 代表理事 原発事故後の関心事のひとつとして売電は再生可能エネルギーの普及につながるか、と題する講演を戴き、身近な話題として多くの質問があり、その後は懇親会で更なる活発な議論が続いて互いの親交を深める一時ともなりました。
市民型講座

第14回:「もう癌は怖くない:免疫細胞BAK療法」

第14回:「もう癌は怖くない:免疫細胞BAK療法」 開催日時:平成24年5月18日 (金曜日) 18:00~19:00 講演者:海老名 卓三郎 東北福祉大学教授、(財)仙台微生物研究所 理事長 免疫細胞BAK療法について、データ等を交えながら詳しいお話をいただきました。BAK療法との出会い、科学療法との違い、治療の方法、がんとの共生、患者さんの心・QOL(Quality of Life) を大切にするために、などたいへん興味深いお話でした。質疑応答、ご著書の紹介、販売など大盛況でした。
市民型講座

第13回:「エチオピアの上下水道について」

第13回:「エチオピアの上下水道について」 開催日時:平成24年2月13日(月)18:00~19:00 開催場所:新仙台ビル、3階会議室 講演者:渡邊 實 会員 (日立、JICA) 講演題目:エチオピアの上下水道について 去年から新しく入会されました渡邊 實 会員が2009年9月から2年間、国際協力機構(JICS)の要請により、エチオピア連邦共和国、アジスアベバ市上下水道局に赴き、同市の下水道計画に参画された際のご経験についてお話し戴きました。現在の上水道普及率50%、下水道は7%に対して2020年までに下水道も50%にする計画に尽力されました。奥様もご一緒だったとのこと、色々言葉では表せぬご苦労も多かったとお察しします。それでもコーヒーやビールがおいしかったこと、滞在中に当時の福田総理大臣にお会いしたこと、ベガルタ仙台がエチオピアの子供たちとの交流のために訪れて共に国際親善を果たされたこと、などを思い出深く語って下さいました。同会員の今後のご活躍にNPOとしても大いに期待致します。 講演概要 JICA Plaza NEWS(ベガルタ仙台訪問記事)