市民型講座

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第42回:融液成長で拓く未来   〜要素技術を上流から下流まで繋ぎ、速やかに実用化・社会実装へ〜

第42回:融液成長で拓く未来   〜要素技術を上流から下流まで繋ぎ、速やかに実用化・社会実装へ〜 要旨:スマホに入っているICチップはシリコン、LED電球を光らせているのはガリウムと窒素の化合物です。いずれも結晶にすることで材料の純度と性能を高め、実用化を果たしています。従って新材料の開発には結晶化が重要な一歩となります。吉川先生は材料を融液状態から徐々に冷やして大型の結晶に成長させる研究がご専門です。ご講演ではレーザーに必要な光学結晶、時計に使われる振動子結晶、放射線を検出するシンチレーター用結晶、有機物結晶、各種合金結晶などを電気炉や高周波炉による加熱溶融で成長させた結果を紹介されました。またこれらの各種結晶を商品化するためのベンチャー企業の設立についても説明され、社会貢献に向けた多方面でのご活躍もお伺い出来ました。
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第41回:身近に感じる東洋医学

第41回:身近に感じる東洋医学 要旨:東洋医学と言うと漢方薬、鍼灸、按摩、などの中国伝統の医学がありますが広い意味では、イスラム圏のイスラム医学、インドのアユルベーダ、チベットのチベット医学も含まれるとのことです。鍼・灸とは全身の経穴(ツボ)に鍼やお灸をして刺激することによって気・血・水の流れが良くなり、カラダが持っている自然治癒力が高まって心身の不調が改善され、患者さんを元気にします。ツボの数は全身でなんと361箇所にあり、それぞれに名前もついて様々に関連して繋がっているそうです。ご講演では実際に鍼を参加者に見せて下さり、実習も行われて楽しい講座となりました。
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第40回:仙台市天文台、民営化10年の歩み

第40回:仙台市天文台、民営化10年の歩み 要旨:仙台市天文台は1955年に西公園に開館しましたが、2008年に青葉区錦が丘に移転し、新しい市民天文台が整備されました。新しい天文台はPFI方式で民営化され、10年が経ちました。新しい天文台の概要、民営化に伴う秘話、この10年間の活動などをご紹介します。合わせて、火星大接近など、今年の天文現象を簡単に紹介します。1955年、市民からの寄付により西公園に建てられた天文台でしたが観測環境の悪化と地下鉄東西線の開通に伴って10Km西の蕃山丘陵の静かな高台に移されました。公共サービスの提供を民間主導で行う方法として嘗てイギリスのサッチャー政権で導入されたPFI方式(Private Finance Initiative)が日本で始めて天文台に適用された例になりました。 運営には厳格なルールや制約があるようなお話しでしたがご苦労の末、10年間で見事に市民が誇れる親しみ易い市民天文台に生まれ変わりました。施設内には口径1.3mのひとみ望遠鏡、直径25mの水平型ドームと270席を備えたプラネタリウム、展示場、大ホールの他、太陽系の大...
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第39回:スピントロニクス不揮発性素子

第39回:スピントロニクス不揮発性素子 要旨:スピントロニクス不揮発性素子は、書き換え回数の制限がない、
通常の電源電圧で動作する、など他の不揮発性素子にない特徴を
備えており、不揮発性のワーキングメモリとして使える唯一の素子です。本講演では、その開発経緯や現状、微細化限界について述べ、
時間が許せば、このような研究開発を大学で進めるための枠組みについても触れます。 電源を切っても記憶が残るのが不揮発性メモリで、東芝が開発したフラッシュメモリが有名です。パソコンや携帯にも入っている小さなエレクトロニクス素子の一つで、電子が持つ電荷を保持して記憶します。電子にはもう一つスピンと言う磁石の性質も備えており、両者を巧く組み合わせたメモリが大野先生の開発された不揮発性スピントロニクス素子です。これまで電子のスピンは扱いにくいこともあって余り活用されて来ませんでしたがナノテクノロジーの進歩もあり、電流を流すだけで小さく加工した素子に納められた磁石の向きをスピンの流れで反転させて記憶に残す新しい原理のメモリが出来上がりました。反転させた磁石は電源を切ってもそのまま保持されるの...
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第38回:2017年ノーベル医学生理学賞ー体内時計機構の激烈な競争ーその光と影

第38回:2017年ノーベル医学生理学賞ー体内時計機構の激烈な競争ーその光と影 要旨:1984年にPeriod遺伝子がクローニングされた時には医学生物学研究者の間には強烈な衝撃が走った。なぜならたった一個の遺伝子上の一塩基配列の違いで生物の時計が長くなったり短くなったり、時計が止まったりしたのである。これはまさしくBenzer博士の提唱した一遺伝子一行動説を裏付ける結果であった。それではなぜこの遺伝子が生物の時計として機能するのかが次の大問題となった。この辺りの話題を過去のBenzer博士のDNAの概念での活躍から歴史も含めて解説したい。 睡眠や食事を初め、毎日の生活リズムを司る体内時計について30年も前からつくば市の産業技術総合研究所で世界に先駆けて研究を進めて来られた石田先生にお話を伺いました。生物の概日リズムについての研究では1930年代にマメ科の植物で、照射する光に変化がなくても葉が閉じることが見出されています。動物では、1970年の初めに睡眠周期の狂ったショウジョウバエ数匹が見つかり、周期を決める遺伝子がX染色体の中に存在するとわかったことで基礎研究の突...
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第37回:液晶ディスプレイの進化と今後の高品位テレビの動向

第37回:液晶ディスプレイの進化と今後の高品位テレビの動向 要旨:液晶は今から百数十年前に発見された。液体でありながら結晶のように分子が規則正しく並ぶという不思議な性質をもつものであった。そして今から50年ほど前に、低い電圧をかけると光学特性が大きく変化することが見いだされて、ディスプレイへの応用が提案された。その後これを使った電卓やワープロが生み出され、ついに今日の大型テレビに発展してきた。さらに、最近では液晶と競合する有機ELが開発され、新たな時代が始まる可能性に関心が寄せられている。 基本的な現象の発見から長い年月を経て漸く応用の可能性が見えて来た頃に大学院生として液晶分子の合成から始められ、ディスプレイの実現まで突き進まれた素晴らしいご研究の一端をお伺いすることが出来ました。どんなに優れたデバイスも殆どが目か耳で動作を認識出来なければ意味がなく、肝心・要な課題を電子工学科を専門に異分野にも挑戦しつつ一心に追求された結果と拝聴しました。参加者からは、将来的なことも含めて続きのお話を是非お聞きしたいとの声もあがり、懇親会も楽しいひとときとなりました。
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第36回:人類の進化から見える夫婦円満の秘訣 

第36回:人類の進化から見える夫婦円満の秘訣  開催日時:平成29年8月2日(水曜日) 18:00~19:00講演者:義江 修 医学博士 近畿大学名誉教授   仙台・太白病院 院長  健康漢方研究所 所長
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第35回:社会において重要な役割を演じている各種鉄酸化物とその背景

第35回:社会において重要な役割を演じている各種鉄酸化物とその背景 「抄録」 「鉄酸化物の種類」として、通常の酸化鉄のほかに、水酸化鉄、オキシ水酸化鉄等があり、地球上においてそれらは偏在している傾向がある。それとともに人間社会においてそれらは重要な役割を演じている。それらに関連して、鉄鉱石の資源、鉄鋼表面に形成する鉄錆、およびそれらの周辺の話題などについて紹介します。  鉄は人間社会にとって切っても切れないほど縁の深い物質ですが、空気中で酸化して錆びてしまうのが欠点とも言われます。酸化鉄には何種類もあり、空気中で安定な種類で表面が一旦覆われてしまえば、マンホールの蓋のように錆びにくい鋼材になるそうです。また鉄に燐が含まれていてもインドにあるデリーの鉄柱やフランスのエッフェル塔のように腐食に強いし、炭素を少し混ぜるとハガネのように堅くなりますが増やすと鋳物のように脆くはなりますが整形し易くなります。 地球上には鉄鉱石としての埋蔵量は約2,300億トンとも言われ、ブラジル・アマゾンのカラジャス鉱山に埋まっている180億トンも大陸移動が始まる前に一緒に堆積し、酸素を嫌う...
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第34回:健康の維持に重要な微生物と感染症を発症させる怖い病原微生物

第34回:健康の維持に重要な微生物と感染症を発症させる怖い病原微生物 自然界と身の廻りには実に様々な微生物(細菌、ウイルスやカビ)が生存していますが、普段の生活に欠かせない食物の発酵や体内での消化との深い関わりについて大変わかり易くお話しして下さいました。その上で逆に健康を脅かす病原性微生物について、幾つかの例を挙げて詳しく説明して下さいました。以下は主に抄録からの抜粋です。 人類は、古代から多くの経験と知恵により有用な微生物を上手く活用して食生活を豊かにする発酵食品(ヨーグルト、チーズ、漬物、醤油や酒)を生み出して来ましたし、動物の腸内に住みついた微生物は「食材の分解と栄養素やビタミンの産生」による「健康の維持と免疫」に極めて重要な役割を担っていて、牛もパンダも草や笹を消化出来るのだそうです。 ヒトの腸内には約300種類100兆個もの細菌が生存しているが、O157やO111などの大腸菌は赤痢菌と同じベロ毒素を出すし、ボツリヌス菌や破傷風菌は生物界で最強の毒素タンパク質を産生するとのことです。 また、 *ヒトが最も発症する「かぜ」の原因は約90%がウイルスである、...
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第33回:鐵の腐食-瑞鳳殿弔魂碑

第33回:鐵の腐食-瑞鳳殿弔魂碑 仙台市瑞鳳殿のなかにある戊辰戦争の鐵製弔魂碑の腐食とその修復の経緯についてお話して下さいました。平成22年仙台市産学連携推進課から建立後140年経過して腐食の激しい鋳造物の修復を依頼され、翌年の東日本大震災の最中にも作業が続けられ、7月に完了しました。その間のご苦労と見事に復活した現在の姿を写真を交えてご説明下さいました。民間の業者からも断られる中、専門知識を活かした難題の解決は大学にとっても存在感を示す良い機会になりました。後藤先生は主にセラミックス材料の研究をされてますが、金属も腐食して酸化すればセラミックスになるとのお話に納得しました。益々のご活躍を期待致します。