市民型講座

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第32回:宗教画を楽しむ

第32回:宗教画を楽しむ ヨーロッパを旅するとキリストや聖書の場面を描いた宗教画によく出会いますが、暗い・難しいといったイメージもあって日本人にはやや親しみにくいところもあります。しかし、少しの知識と伴に目を凝らせば、そこにはドラマと象徴にあふれた魅力的な世界が広がっているとのお話を伺いました。キリストの受胎告知、生誕、受難、最後の晩餐などについて異なる時代と画家の力作を比較されながら細部にわたってわかりやすく説明して下さり、西洋美術を代表するジャンルの世界的名画を身近に鑑賞して楽しむことが出来ました。
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第31回:宇宙と地球内部のダイヤモンド

第31回:宇宙と地球内部のダイヤモンド 地球や惑星を構成する物質の構造や性質を実験的に研究されている東北大学地球惑星物性学分野担当の大谷先生に、誰にも馴染みの深いダイヤモンドが地球のみならず宇宙に大量に存在する様子についてお話し下さいました。宇宙には太陽系に比べて100倍以上の密度で炭素を多く含む恒星があること、地球に降り注ぐ隕石の内部や隕石との衝突で出来たと考えられるダイヤモンドが見つかっていること、今や人工的にも作れるが天然物より高価である、などの宝石にまつわる科学の話題が興味深く紹介されました。
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第30回:日本語の学習と雑談

第30回:日本語の学習と雑談 長年にわたり留学生への日本語教育に尽力されて来られた才田いずみ先生にお話しを伺いました。日本に留学する外国人学生について国別では現在中国の9万4千人に続いてベトナムが3万9千人、ネパールが1万6千人、韓国が1万6千人となっているそうで、一昔前とは変ってきました。留学生は日本語を良く勉強しているが、雑談のような何気ないおしゃべりするのが難しい学生もあるとのことです。普段からのご指導の苦労話とともに日本語教育の現状を知ることが出来ました。当NPOのホームページにあります先生ご作製の日本語e-ラーニングも是非ご覧ください。
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第29回:急性心筋梗塞の発症メカニズムについて

第29回:急性心筋梗塞の発症メカニズムについて 毎日私たちの命を預かっている心臓について、急性心筋梗塞、狭心症などについてお話しを伺いました。それぞれ病気の発症メカニズム、危険因子、管理の重傷性、薬剤の功罪、救急時の対応、などの具体的な説明がありました。結局は普段から気を付けて無理をせず、暴飲暴食を避けることが肝心なようです。適度な運動も大切ですが、早朝のジョギングだけは控えた方が良いとのことです。
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第28回:認知症の転帰について

第28回:認知症の転帰について 昨年東北大学から仙台富沢病院に移られて1年半、医院長として主に認知症の診療に携わって来られた佐竹先生のお話しを伺いました。認知症は症状と、症状から派生する家族や社会への影響、病状が進んでからの大変さについてとてもわかり易く説明して下さいました。心暖かい先生が、今後とも医療のために鋭意尽くして下さることでしょう。
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第27回:オプトジェネティクス ~ 光で脳と対話する革新技術

第27回:オプトジェネティクス ~ 光で脳と対話する革新技術 脳・神経科学分野では近年,光遺伝学(オプトジェネティクス)とよばれる技術が急速に発展して注目を浴びています。この分野の第一人者でいらっしゃる東北大学生命科学研究科教授の八尾先生からご講演を戴きました。オプトジェネティクスとは,光感受性分子ツールを細胞に作らせ,細胞機能を光で制御する新しい技術で今後,脳・神経科学分野だけに限らず、医学・生命科学の広範な研究分野の研究に大きな革新をもたらすことが期待されています。人間に限らず殆どの生物は光を感じるツールを持っています。これを脳などに入れ込み、光をあてて様々な働きを調べたり操作する新しい技術です。お話しはナノサイエンスとの融合にまで及び、今後の発展が益々望まれる分野と強く感じました。    
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第26回:オープンコラボレーションによるマイクロシステム融合研究開発

第26回:オープンコラボレーションによるマイクロシステム融合研究開発 MEMS(Micro Electro Mechanical Systems: 微小電気機械システム)は今や、自動車のエアバッグ、携帯電話、ゲーム機で使われる加速度センサーや、プロジェクターで光を制御するミラーデバイス、等としてICチップに組み込まれて広く応用されています。この微細加工技術の生みの親である江刺先生に、更なる普及を目指すオープンコラボレーションによる最近の研究開発を中心にお話を伺いました。大学院時代に始まり、一貫して協同研究の場を提供されながらMEMSへと飛躍的に発展されたご様子をお聞きすることが出来ました。
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第25回:福島原発と被災動物から見る、ヒト被ばくの医学

第25回:福島原発と被災動物から見る、ヒト被ばくの医学 本講演では第二次世界大戦中に傷痍軍人に用いられた血管造影剤、トロトラストの放射線内部被ばくによる発がんと4年前の福島原発事故における警戒区域内外の家畜とニホンザルの放射線による生物影響を解析されたお話しを詳しく伺いました。福島の事故では牛4000頭、豚3万頭が処分される際に、解剖によって体内の放射性物質の分布を記録されました。放射線の生物影響は残念ながら、あってはならない事故によって初めて調べることが出来ます。この貴重な機会を逃さず捉えての貴重なご研究が紹介されました。
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第24回:ひと味違う「新コンセプト燃焼技術」

第24回:ひと味違う「新コンセプト燃焼技術」  本講演では省エネを目指し、小さな炎を使う「マイクロ燃焼技術」,空気のかわりに酸素を使う「高温酸素燃焼技術」,そして宇宙環境を使って炎の性質を解明する「微小重力燃焼」について紹介されました。これらのご研究について、カルノーサイクルの基本的な話題から始まり、スペースシャトルでの実験計画、最近の国産自動車の目覚ましい燃費の向上にまで言及されました。最近のご研究は2014年からロシア政府のメガグラントに採択されています。本年11月にはその研究拠点のウラジオストックを訪れたプーチン大統領と握手されている写真も見せて戴きました。益々のご発展を期待致します。
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第23回:「研究者を終え、医療人を目指して」

第23回:「研究者を終え、医療人を目指して」 東北大学医学部に進学され、基礎医学の研究に携わり、加齢医学研究所所長を終え、最近では医療を目指してのご活躍について、ユーモアを交えたお話しを伺いました。具体的には基礎医学の研究を志望された動機、研究途上のご苦労、研究内容、加齢研の運営、大学組織の在り方、アメリカでの留学体験、などについて語って戴きました。これからのご活動については論文から随筆、詩文にいたる執筆、地域医療や認知症患者のケアを中心とする公共への貢献を目指されるとのことです。そのために更なる学問・勉強に挑戦しておられます。会員一同、益々のご発展を期待します。